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関節リウマチや腰痛にはボルタレンがおすすめ

長い歴史を持つボルタレンは、一般名をジクロフェナクナトリウムと言い、古くから炎症を抑えることに使用され、解熱薬や痛みを抑える鎮痛剤として広く使用されています。ボルタレンは非ステロイド性消炎鎮痛剤の一種ですが、その最大の特徴は効き目が強いという事があげられます。非ステロイド性消炎鎮痛剤の中でも、ボルタレンは最強であると言われることも多く、服用後30分程度で効き目が現れることがわかっており、即効性もある薬としても知られているのです。
なかでも、腰痛症における有効率は高く、70%以上という報告もあります。こうした優れた効果から、腰痛などの痛みにはボルタレンを使う人がかなりの数がいます。

関節リウマチでも、痛みを和らげるのに効果が高いと言われています。ただし、関節リウマチの痛みを和らげるには2~4週間ほどボルタレンを飲み続ける方が効果が高いと言われており、その副作用には十分注意する必要があります。
しかしボルタレンの鎮痛効果や解熱効果は対症療法であり、その病そのものの原因を治療しているわけではありません。痛みや熱を取り去る対症療法と共に、病そのものを治す治療を進めていく必要もあります。

ボルタレンの作用は、炎症を抑えることによって熱を下げるという働きにあります。炎症というのは、赤くなる・熱くなる・腫れる・痛みがあるといったことを指しています。これらの症状は、感染や傷がつくといったことで起こります。こういった炎症の理由が、何であっても効き目が高いというのがボルタレンの特徴です。ではボルタレンの作用機序についてみてみましょう。
ボルタレンはシクロオキシゲナーゼと呼ばれる物質の働きを妨げます。このシクロオキシゲナーゼは、炎症や痛み、発熱を引き起こすプロスタグランジンを作るのに必要な物質です。
つまり、ボルタレンによりシクロオキシゲナーゼを阻害することで、プロスタグランジンが生成されにくくなり、痛みや炎症といった症状が起きにくくなるのです。
ちなみに、シクロオキシゲナーゼには種類があるのですが、炎症に関係があるのはCOX2と言われるタイプです。しかしボルタレンはすべての種類に作用してしまう特徴があり、そのために副作用も強くなってしまうと言われています。

副作用には、胃の不快感・むくみ・発疹などが報告されています。特に注意すべきは胃腸への副作用です。プロスタグランジンは炎症を引き起こす作用があるほかに、胃粘膜を保護する働きも持っています。そのため、長く服用すると胃粘膜の分泌が抑制され、胃腸が荒れることもあるため注意が必要なのです。